八幡平(はちまんたい)ドラゴンアイ

八幡平(はちまんたい)ドラゴンアイ

概要

八幡平ドラゴンアイとは

秋田県と岩手県にまたがる、十和田八幡平国立公園エリアの八幡平山頂にある沼(正式名称は「鏡沼(かがみぬま)」)で見られる自然現象です。
冬の間に鏡沼を覆いつくすほど雪が積もったところに、春の雪解け水が流れ込むとだんだんと雪が解け、湖面が見えてきます。その時、沼中央部分の雪が離島のように残った様子が、まるで「龍の目」に見えることから「ドラゴンアイ」と呼ばれるようになったそうです。
「ドラゴンアイ」は様々な自然条件が一致したときのみ「開眼」する神秘的な光景です。大自然の奇跡が生み出す神秘の瞳、是非見てみたい!

雪解けが始まってすぐは、湖面のブルーと雪の白がくっきり鮮やかなんだって。
タイミングや天候等にも左右されるから、どんなドラゴンアイが見られるかの楽しみがあるね!

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見られる時期

例年、5月下旬から6月中旬位に見られるそうです。ただ、自然現象なのでその年の気象状況によって時期が前後することがあるし、姿を見せないこともあります。

秋田県公式サイト「美の国あきたネット」内の「八幡平ドラゴンアイ発信局」ページでは、八幡平ドラゴンアイの過去の様子や、現在の状況が随時更新されています(2021年5月11日現在)ので、参考にしてみては。

秋田県の公式サイトhttps://www.pref.akita.lg.jp/
※トップページ上部の検索窓で「八幡平ドラゴンアイ発信局」を検索してください。

八幡平ドラゴンアイだけじゃない

八幡平山頂レストハウスから八幡平ドラゴンアイまでの道はトレッキングコース(八幡平自然探勝路)の一部で、そのまま進むと八幡平頂上→ガマ沼→見返峠→八幡平山頂レストハウスと、1時間程で山頂を一周する事ができます。
それぞれのポイントには展望台があり、火山活動によってできた大小様々な湖沼や原生林を眺めることができます。また、晴れていれば鳥海山や岩手山などの北東北の山々も望むことができるそうです。
八幡平ドラゴンアイを見た後は是非、併せて散策したいですね。

注意点

5月、6月といっても鏡沼のある場所は標高は1600m以上と高く、雪の中での見学になるので防寒対策は必須です。また、足元もスニーカー等の歩きやすい靴にしましょう。
あと、山頂付近は日陰が少なく、雪も積もっているため雪焼け対策もしたほうが良いと思います。

アクセス

無料ガイド付きバスも便利

八幡平ドラゴンアイは、八幡平山頂レストハウスから徒歩約20分のところで見られます。
八幡平山頂レストハウスまでは車や路線バスで行くことができます。
岩手県北バスが運行している「八幡平自然散策バス」だと盛岡駅から八幡平山頂レストハウスまで2時間弱です。このバスを利用すると、無料で散策ガイドさんの案内を頼む事ができるそうです(期間限定:2021年は5/15~6/10)。

参考:八幡平自然散策バス時刻表(日帰りver.)
JR盛岡駅前 9:10発

八幡平頂上(八幡平山頂レストハウス) 10:55着

<散策ガイド案内のもと八幡平ドラゴンアイ、八幡平山頂一周を見学>

八幡平頂上(八幡平山頂レストハウス) 13:50発

JR盛岡駅前 15:55着

※乗車前に盛岡駅前バス案内所(東口7番乗り場付近)で専用乗車券の購入が必要です(片道1,350円)。

住所

住所:秋田県仙北市田沢湖玉川(八幡平山頂レストハウスより徒歩約20分)