中尊寺(ちゅうそんじ)

中尊寺(ちゅうそんじ)

概要

中尊寺とは

中尊寺は850年(嘉祥3年)、比叡山延暦寺の高僧慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)によって開かれました。その後、1105年から奥州藤原氏の初代・藤原清衡(ふじわらのきよひら)によって大規模な堂塔の造営が行われました。
奥州藤原氏三代ゆかりの地として有名で、金色堂を始め、平安時代の多くの文化財を有しています。

国道より中尊寺坂下に足を進めると月見坂と呼ばれる坂があり、古くから本堂・金色堂へ参拝する人々の表参道として利用されています。この月見坂を上った丘陵上に中尊寺本寺の他、17の支院(本寺に付属する小寺院)が点在しています。
「中尊寺」はこの本寺と17の支院で構成される一山寺院です。

御本尊

本堂は1909年(明治42年)に再建されたもので、御本尊は初代清衡(きよひら)が安置した「丈六皆金色の釈迦如来」にならい、身長が一丈六尺(いちじょうろくしゃく:約4.8m)の大きな釈迦如来坐像が安置されています(※坐像の為、像高は約2.7m)。本尊の両脇の灯籠には、本山延暦寺より分灯された宗祖伝教大師最澄の「不滅の法灯」が灯っています。

「不滅の法灯」はその灯を消さない様、燃料を継ぎ足しているそう。
気を抜くと燃料が断たれて火が消えることから、「油断」の語源とされるらしいョ。(諸説あり)

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みどころ

17の支院の中で有名なものが国宝・金色堂です。中尊寺創建当時の姿を今に伝える唯一の建造物で、堂の内外に金箔を押した阿弥陀堂です。
また、讃衡蔵(さんこうぞう)には奥州藤原氏の残した文化財3000点あまりが収蔵、展示されています。

体験

写経・坐禅

事前予約が必要ですが、中尊寺本堂では坐禅の体験修業と、写経が体験できます。
※一回の体験では、写経・坐禅体験修業のどちらかのみ。
※志納金(体験料金):1,000円/人

日常と離れた場所で心静かに修行に打ち込む事で、気持ちがすっきりしそうですね。

尚、法要や行事等で体験修業が出来ないこともあるそうですので、必ず、事前に予約をしてください。
また、寒冷地の為、冬季(11/1~3/31)は受け付けていないそうです。
詳細は以下をご確認ください。

中尊寺の公式サイトwww.chusonji.or.jp/index.html
※体験については「中尊寺を巡る>中尊寺を体験」ページをご確認ください。

御朱印

中尊寺では、通年で開いている御朱印は、本堂・讃衡蔵・金色堂の三カ所で、山内の子院をあわせると11カ所あるそうです。
拝受出来る場所には「御朱印所」の立札が立っているそうなので、見落とさないように。御朱印帳は忘れずに持っていきましょう!

因みに、金色堂で御朱印帳を購入すると、珍しい「見開き(2ページ)の御朱印」が頂けるそうです(持参の御朱印帳の場合は1ページのもの)。

アクセス情報

住所:岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202
参拝時間:8:30~17:00(3/1~11/3)、8:30~16:30(11/4~2月末日)
※参拝所要時間(目安)1時間半~3時間